大地の芸術祭2015

2015-08-21

山本建匠の山本孝です。

先日もチラッと書きましたが、お盆に「大地の芸術祭」に行ってきました。
なかなか文章をまとめきれず、記事の投稿が遅くなりましたがなんとか完成。

ちなみに当日は休みで気が抜けていたのか、寝坊してしまい出発が1時間遅れて 
しまったものの、お昼前にはとりあえず現地に到着。
お盆最終日ということもあってか行きの下道は混んでいて、もう少し早く着く
かなと思ってはいたのですが、とりあえず到着したので良かったです。

天候も良く、なんだかんだでとても楽しい一日となりましたが、以前の芸術祭と
比べて有料の展示が多くなったような気がして少し寂しくなりました。
パスポートも一日限定で考えると金額が高いような気がして結局買わず。
開催の費用などもあるので仕方ないのかもしれませんが、なんとかなると
嬉しいですね。

思い返せば1日いろいろありましたが、細かいことは抜きにして回ってこれた
ところを紹介したいと思います。

大地の芸術祭2015 001

何も考えずいきなり山奥の「うぶすなの家」を最初の目的地に決定。
茅葺き民家の中に様々な作品を展示し、食事まで楽しめるうぶすなの家。ちょうど
お昼時だったものの、あまりお腹が空いておらず食事は諦め展示品を楽しむことに。
2階の真っ白な茶室や焼き物のお風呂などが目を楽しませてくれる中で僕個人が
一番気に入ったのが上の焼き物を重ねたオブジェ。
特に何がという訳ではないのですがすごく印象に残った作品でした。

大地の芸術祭2015 002

なんと言う作品だったか思い出せず、後々調べるのにけっこう時間がかかりました。
2006年に製作された「胞衣-みしゃぐち」。当初の写真を見ると、屋根がかかって
いたり中央に白い玉石が敷かれたりしていたようですが、それがなくなった現在でも
存在感があり、わずか2か所目でしたが、一番良かったなと思う場所でした。
多分元からあった山の部分を掘り下げて作ったと思われる作品ですが、今現在では
外からは全く分からない状態ではあるものの、中に入ってみると存在感を感じる
空間に圧倒されてしまいます。

大地の芸術祭2015 003

大地の芸術祭2015 004

大地の芸術祭2015 005

3年前に閉校した小学校に様々なアーティストの作品が並ぶ「もぐらの館」
有料の展示ではありますが、小学校全体をぐるりと回りながら様々な展示を見ること
ができ、出口付近ではかき氷を食べることも出来ます。
ちなみに僕は友人と抹茶のかき氷を買って半分ずつ食べました。

大地の芸術祭2015 006

違う場所を降りてしまったりしながらも何とかたどり着いた「忘れられた道」
タイトル通りいずれ忘れられてしまうのであろう道の途中にオブジェを発見。
多分道路のアスファルトの欠片を繋いで作っているのだと思いますが、これが
もし全てこのような忘れられた道の欠片だったらと考えると少し物悲しくも
感じます。

大地の芸術祭2015 007

後で調べてみてなんなのか分かった「日本に向けて北を定めよ(74°33’2”) 」
ロンドンの作家の自宅をもとにした実物大の構造をそのままの方位で移動させた
ものだそうで、そういわれてから見るとなるほどと思わされる作品。
作品説明はきちんと見た方がいいなと後々になってからですが思いました。

大地の芸術祭2015 008

公園に佇む大きな窓「たくさんの失われた窓のために」。
大自然を切り取り、窓から見る景色に感じることのできる作品。なのかな?
あまり面倒なことは考えず、この不思議な空間を楽しめばいいんじゃないかと
思います。

大地の芸術祭2015 009

公園にたたずむ竹のトンネル「ここで、深呼吸」。
外から見た感じと中を通った時では感じる雰囲気が全く違う作品。しばらく
ゆっくりしたいなーと中を通っている時に感じましたが、あまり時間もなく・・・
この公園を最後に帰路につくこととなりました。

他にもいくつか見てきてはいるのですが、印象深かった作品や建物を紹介させて
もらいました。
「大地の芸術祭2015」は9月13日まで開催しております。エリアは広いですが、
オリエンテーリングのように作品を探し回るのはなかなか楽しいので、ご興味の
ある方は是非行ってみてください。

 

どんな細かいことでもご相談ください。リフォーム・新築の山本建匠。
http://niigata-yamasyo.net/

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